それが、パナソニックの「ジェッター(BE-ELHC544)」。
購入した数ヶ月後に発表された、後継モデルのXEALT(ゼオルト) L3は、スペックもほぼ変わらず値段だけ上がったので、ラッキーだったかもしれない。
ゴリゴリのサイクリスト的雰囲気のロードバイクでもなく、かといってママチャリタイプの電動アシストでもない、運動不足の毎日にちょうどいいのが、電動クロスバイクのジェッター。
毎日のちょい乗りにも便利、さらに遠出も可能なジェッターは、間違いなく買って正解だった。
e-bikeと電動アシスト自転車の違いを知る
2023年の年初め、20年も乗ってだいぶガタが来ているローバーのミニベロから、新しい自転車に買い替えようということに。パートナーは、
「今度は電動アシストがいい!」
といっている。ネットで色々調べて、候補まで絞っているらしい。
パートナーが検討していたのが、パナソニックのEZ。BMXタイプでデザインもいい。
しかし、普段から運動不足を解消したい自分は、
「買い換えるなら、電動ではないクロスバイクタイプかな〜」
と思っていた。同じパナソニックのサイトを見て、他にはどんなタイプがあるのか調べてみたら、スポーツタイプの電動アシスト自転車もあるようだった。
「あっ、これなら運動不足も解消できるかもしれない」
なぜなら、普通の電動アシスト自転車と違って、スポーツタイプは変速ギアもついているし、どうやらアシストオフでも走れるらしいという情報があったからだ。
そして、実物を見てみようとビックカメラさんを訪れ、その日のうちにジェッターとEZを同時に購入することになった。
ところで、e-bikeは、ママチャリタイプと同じ電動アシスト自転車ではあるが、厳密には
のこと。
しかし、明確な定義はなく、ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイクなどのスポーツタイプにモーターを搭載した、走りを重視した電動アシスト自転車を「e-bike」として区分けしているそうだ。
ロードバイクとママチャリの中間、ちょうど良い電動クロスバイク
自転車について詳しく知っているわけではないが、ジェッターはスポーツライドのロードバイクではなく、かといってママチャリでもない、ちょうどいい中間にあるクロスバイクのe-bike。
ちょい乗りにもいいし、12Ahのバッテリーは、最大走行距離85kmまで可能だ。
アシストモードは
NO ASSIST → ECO → AUTO → HIGH
の4モード。手元スイッチの左側、上下ボタンで変えることができる。
その横にあるのは、表示モードを変更するボタン。総走行距離(ODO)やケーデンスも表示でき、自分のサイクルライフを管理することができる。
さらに、ロードバイクにも使用される、シマノのエントリーモデルの8段ギア「Claris」搭載で、NO ASSIST状態でもギアで調整ができる。
操作も、右手グリップにある2つのシフトレバーを押すことで変速可能だ。ママチャリのような、グリップを回すタイプではないのもいい。
試しに、NO ASSIST状態で走ってみた。さすがに走り出しは厳しいが、10kmほどになるとNO ASSISTで全く問題ない。それ以上のスピードの時は、ギアだけで快適な走りが可能となる。
最近では、走り出しだけアシストモード、その後は坂道になるまではNO ASSISTで走っている。これならバッテリーの減りもゆっくりだ。
そして、ジェッターの地味に良いところは、手元スイッチの下にあるボタンで、NO ASSISTから一気にHIGHモードにできること。急な坂道に出くわした時に、このスイッチはとてもありがたい。
ジェッターは値段もちょうどいい
e-bikeを購入する上での悩みどころのひとつは、どれくらい予算をかければいいのか?ということだろう。
2017年頃から始まったらしいe-bikeブームだが、最近はよりハイスペック・ハイエンドなe-bikeが人気のようだ。また、ファットタイヤ(オフロードバイクのように太いタイヤ)もトレンドのひとつ。
これらはいずれも、30万円以上の超高額だ。
だが、ジェッター、あるいは現モデルのXEALT-L3は、20万円をきるお値段。それでいて、本格的e-bikeにも引けを取らないスタイルだ。
値段は、バッテリーの容量と走行距離にもよる。上述の通り、ジェッターのバッテリーは12Ah、1回の充電で最大85kmまで走ることができ、これならかなりの距離のツーリングができる。
10万円以下のe-bikeもあるそうだが、どれもバッテリーの容量が少ないので、長距離ライドには向かない。
10〜20万円の間で、ジェッターとよく比べられるのが、ブリヂストンのTB1e。
このTB1eは、ペダルを漕ぐごとに充電できるという独自のスペックが人気だが、あいにくバッテリーの位置はサドルの下、ママチャリタイプだ。
しかし、ジェッターのバッテリーはダウンチューブへの外付けタイプ。ビジュアル的にもTB1eよりスタイリッシュなところがいい。
最近の人気e-bikeのバッテリーはインチューブ方式が主流だが、バッテリーを外さずに充電できる反面、取り外しが面倒というデメリットもある。
目的とスペックを考えても、20万円以下で本格的e-bikeを手に入れられるジェッター(現XEALT-L3)は、おすすめだ。
はじめての仏式バルブと空気入れ
今まで乗っていた自転車になかったことの一つは、仏式バルブ。
購入時に、ビックカメラの自転車担当さんにも言われたのだが、ジェッターはロードバイクと同様、空気を入れるバルブが仏式バルブというもの。
通常の自転車は、ほとんどが英式バルブのため、近所の自転車屋さんで簡単に空気を入れることができる。しかし、仏式バルブのジェッターは、そうはいかない。
おまけに、ビックカメラさんから
「2週間に一度は空気圧をチェックして、こまめに空気を入れてください」
と言われた。
幸い、ジェッターには仏式バルブを英式に変換するアダプタもついているので、今まで通り近所の自転車屋さんで空気を入れることができる。
だが、自転車屋さんの空気入れは、空気圧まで教えてくれない。
そこで、自分でもこまめに空気圧を測って入れることができるように、電動の空気入れを購入した。
ジェッター(現XEALT-L3)のちょうどいいまとめ
- e-bike初心者にちょうどいい
- 20万円以下で12Ah、最大85kmはお手頃感がある
- サイクルコンピュータまではいかなくても、手元のスイッチは便利が満載
- ダウンチューブへの外付けバッテリーはスタイリッシュ
- 仏式バルブはロードバイク気分を味わえる
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