2020年のゴールデンウィークに山採りした松たちは、順調に育っている。しかし、それぞれ黒松なのか、赤松なのか、それとも五葉松なのかわからない。
そこで、ネットであれこれ調べた違いと見分け方を、月イチ盆栽レポートとともに報告する。筆者が調べた勝手な報告なので、あくまで参考程度にして欲しい。
松3号は赤松
前回、山採りの松の苗5本をそれぞれ1〜5号と名付けた(以下記事参照)。
そのうち、1号、2号は残念ながら枯れてしまった。考えられる原因は、
- 1号は、取ってきてから鉢に植え替えるまで水栽培をしていたのだが、その期間が長すぎた(約3週間)
- 2号は、おそらく赤玉土のみであったことが原因かと…
ゴールデンウィーク中に山採りし、すぐに腐葉土と赤玉土を混ぜたものに植えた松3〜5号のみが、順調に育っている。
まずは3号。
一般的に、黒松と赤松の違いは十分に育った樹木の状態であれば幹の色でわかるが、このような苗の状態では素人には分かりにくい。しかし、この3号のみ他の2本とは明らかに葉の形状が違う。
黒松、赤松の違いは、葉が柔らかいか硬いかだと…。
葉先を触ってちくちくするのが黒松、柔らかくあまりちくちくしないのが赤松だという。その見分け方からすると、3号は「赤松」だと判断した。
松4号は五葉松…?
続いて4号。これは見つけた時から、このごん太な茎と葉が特徴だ。
五葉松は、普通の松とは違い一つが5本の葉で構成されていることから五葉松と言われる。成木になればすぐにわかるのだろうが、やはり苗の状態では分かりにくい。
そんな時の見分け方が、この茎だ。黒松や赤松の苗と違い、ごん太な茎なのは五葉松だということなので、4号は勝手に「五葉松」と判断したが、果たして…?
松5号は黒松
最後は5号。これは、松ぼっくりから実生を何度も試みているので、すぐに「黒松」だとわかる(おそらく)。
今回は実生ではないが、今のところ順調だ。なんとか一つ、1年はもって欲しいものだ。
おまけ:腐葉土から発芽した松らしき種
山採りの苗とともに取ってきた野生の腐葉土を放って置いたら、そこからもやしのようなものが1本育っていた。
「これはもしかして…?」
おそらく、腐葉土の中に種が混じっていたのだろう。グロサリーバッグに腐葉土を入れたままにして置いたので日陰状態だったのか、もやしのように白いままだが、見ようによっては松に見える。
そうだとしたら、思わぬところから松の実生が始まっていたことになる。
さっそく、腐葉土+赤玉土を鉢に入れて植えてみた。画像では、まだ種の部分が下を向いているが、翌日には首をもたげたようになってきた。
生きている…
少し楽しみが増えた。
【こんなのもあるよ…】
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