盆栽は完全に見よう見まねである。知識もなければ経験もない。
しかし、ネット上には山のように情報が溢れていて、探しに行けばたいていのことは知りたいことにたどり着く。
花屋さんの店先にあった黒松の盆栽を見てから、何とはなしに始めた盆栽ライフだが、枯らせてしまってまだ盆栽に至っていない。今のところ、種か苗かといったところだ。まずは形が出来るまで記録していくことにした。
現在取り掛かっているのは、蝋梅、もみじ、そして黒松である。
蝋梅の種のその後
前回、秩父・宝登山神社の蝋梅の種を頂いたことから試しに蒔いてみたところ、1粒だけ芽が出たことを書いた。その記事は↓↓↓
育苗マットから鉢に植え替えたのが2019年11月17日、その後毎日様子を見ていたのだが、なかなか種柄が取れない。種柄が取れると、ぐるぐる巻きになっている双葉が広がるらしいので、それを待つこと2週間、12月に入った朝ついに種柄が取れた。
それから1時間くらいすると、双葉の間から伸びた次の芽がまっすぐ伸び、まるで鶴の舞のような形になった。芽の先が、まるで鶴がくちばしを開けているようだ。
さて、ここからどうしたものか?いずれにしても今は冬、毎日屋内の陽が良く当たるところに置いて春までじっくり待つことにする。
もみじも始めてみた
秋の公園は、盆栽のネタの宝庫だ。盆栽になり得る木々の種はもちろん、栄養たっぷりの腐葉土もある。
秋蒔きのため、10月半ばに松ぼっくりの収穫に出かけた公園に再び出かけた。
松ぼっくり収穫の記事は↓↓↓
ミニ盆栽で人気なのは、黒松ともみじだ。そのことを思い出して公園内を見回してみると、あるではないか、もみじが…。
これには種があるのだろうか?
そう思って注視すると、竹とんぼのような2枚羽の種が枝の先についている。公園のもみじなので、枝から直接取るわけにはいかない。あたりを見回し、落ちていて、拾っても良い種を拾い集めた。
黒松の種同様、この種を一晩水につけてみて沈んだ種だけを、例のごとく育苗マットに蒔いた。
秋蒔きの黒松の種と苗
育苗マットに秋蒔き
もみじ同様、10月半ばに収穫した黒松の種も、下画像のように蒔いてみた。
11月初めに蒔いたのだが、12月現在、もみじも黒松もなんの反応もない。
水につけて沈んだ種だけをまいたのだが、無理なのだろうか?
そう思ってあれこれググってみたところ、芽が出るまでかなり時間がかかるものもあるらしい。それなら、毎日乾かないように注意しつつ、春まで待つしかないのかもしれない。
黒松の苗
一方、もみじの種を拾い集めた時に黒松の幹の根元(といっても2~3m離れた雑草地)で、黒松らしき芽(というか苗)が出ているのを見つけたので、それを注意深く引き抜いて持ち帰った。
「松ぼっくりからミニ盆栽」
というテーマのもと始めたことなのだが、秋から冬はひたすら芽が出るのを待つ毎日で少々つまらない。その間の暇つぶしも兼ねて、この芽を盆栽らしく仕立ててみようと思った。
引き抜いてきた芽の根の部分を、カッターで切った後すぐに公園から頂いてきた腐葉土に植える。切る場所はどこ、というわけでもない。なんとなくここら辺、というところからスパッと一気に切る。こうすると、その苗は強く育つらしい。
それを植え付けたのが以下画像だ。
腐葉土に植えてみてからほぼ1カ月たったが、枯れることなく針のような葉は青々としている。
蝋梅、もみじ、黒松の種や苗は、しばらく大きな変化もないだろう。今後も不定期に、何らかの変化がある度に更新していくつもりだ。
【こんなのもあるよ…】
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