これも東北復興の手伝いとなるか? – 中越&東北4県周遊旅行②

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旅館の部屋から見る只見川

【旅館の部屋から見る只見川】

日頃の疲れを癒すために、温泉に入ることが目的のひとつだった今回の東北の旅では、タイプの違う2軒の旅館に宿泊した。どちらも非常に満足したのだが、それぞれいろんな体験があったので、旅の記録として書いておく。

まずは只見線沿線、奥会津の会津宮下温泉だ。

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宮下温泉 栄光舘~至れり尽くせりの宿

この旅館を選んだのは、只見線沿線でゴールデンウィークに予約できた唯一の温泉、という単純な理由だ。ホームページもなく、奥会津のポータルサイトで紹介しているのみ。

ピーク時にしては「1人15,000円くらい」という、割とリーズナブルな宿泊代には「何かわけがあるのかも?」と思った。

すると、案の定大浴場が改装中とのインフォメーションがあった。そのお詫びなのか、料理をアップグレードするというプランだ。

予約確認のメール内容は以下の通り(原文のまま)。なんだかとても至れり尽くせりのようだな。

【訳ありの理由】
大浴場改修の為、離れの温泉をご利用下さい。また、車で2分の姉妹店「ふるさと荘」の源泉掛け流しの温泉もご利用いただけます。(送迎あり)

日本の原風景が残る奥会津へようこそ
<奥会津 栄光館でしか味わう事の出来ない料理>
★近年話題★三島地鶏の陶板焼き♪(※冬期は鍋)会津坂下産 桜さし(馬刺し)
奥会津の旬の食材を堪能♪ 訳ありの為、お料理グレードアップいたします。
当館は山々に囲まれた、すぐ下を川が流れる、大変静かな一軒宿です。

すべてのお部屋で、四季折々美しいく変化する景色や花々を眺めながら、時間が止まったかの様な静かな時間を過ごしていただけます。

また、国内外からたくさんのカメラマンが来ている、日本経済新聞プラス1で、撮り鉄が全国3位に選んだ、美しい第一只見川橋梁ビューポイントに、一番近い宿です。周り一面の銀世界、少しずつ雪が溶けてふきのとうが出始め、ようやく芽吹きの頃となり、カタクリの花々と桜が同じ頃咲き始め、新緑の美しさ、初夏は幻想的な川霧やホタルも見られ、紅葉の美しさに目を奪われます。

この美しい奥会津へいらして下さい。

♪お料理
~夕食一例~
三島地鶏の陶板焼き
会津坂下産 桜刺し(馬刺し)
秋の味覚会津の芋汁
あゆの塩焼き
にしんの山椒漬け
湯葉刺し
金山町の刺身こんにゃく

※鶏肉や、馬刺しが苦手な方はお魚の刺身へ変更可。事前にご連絡くださいませ。
【お食事処】
大広間にてお食事いただけます。
全てテーブル席です。
膝が弱い方にも安心してお食事をお召し上がりいただけます。
【栄光舘の内湯】【3月9日オープン予定】
何と言っても、自慢の温泉♪一度、入りに来て下さい!
奥会津の宮下温泉は、炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物の3つの成分が一つになった温泉、湯上り後はさっぱりとしていて湯疲れしません。
【ふるさと荘の温泉】
お湯はかすかに濁みで体感するほどの塩味の泡つきはなく、温泉らしいかすかな優しさです。また入りたくなる、癖になるいい温泉です。

それでも只見線沿線で温泉に浸かれるのであれば、あとは特に望まないと思って予約した。

…宮下温泉到着までの道のりは、前回の記事にて。

当日、雨に打たれながら、会津宮下駅から歩いて宿へ。その途中、女将が車で迎えに来てくれて、どうにか旅館に到着した。

女将の説明によると、建物は最近改装されたらしく、現在改装中だという大浴場も現在ボーリングを進めているので、近々リニューアルオープンできるという。敷地から見える只見川の向こう側には別館があり、そこの大浴場は利用できるというが、この雨ではそこまで行く気がしない。

この日の宿泊客は、我々と8名のグループのみらしい。今なら、そのグループが利用する前なので、家族向けの内湯が利用できると勧められた。家族風呂とはいっても、けっこう広めの浴槽とこぎれいな洗い場で、これなら別館まで行かずともここで十分だ。

お湯は予約確認メールに書いてあった通り、とても気持ちよかった。

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アップグレードの食事はボリューミー

さて、訳ありプランのため、アップグレードされた夕食はというと…。

たった二人のために、わざわざ個室を用意してくれて、ゆったりとした夕食が始まる。

時期がまだ早いため、鮎の塩焼きはなかったが、これでもかというほどのボリューム。

だが、普段の生活ではなかなか食べることが出来ない、山の恵みが盛りだくさんだった。三島地鶏の陶板焼きはとても歯ごたえがあって美味、馬刺しが日本酒に合うことも、初めてわかった。

栄光館 夕食のお膳

夕食のお膳

栄光館 三島地鶏と蟹

三島地鶏と蟹(奥会津でなんで?)

栄光館 馬刺し

馬刺しは地酒と

食事の途中、女将さんが奥会津の地酒を紹介してくれる。

だが、実はたいして呑んだことはなく、お客様の反応を活かして、その日のおすすめ地酒を用意しているのだと暴露した。

その日のお勧めは、以下の3つ。爽やかな呑み心地が風呂上りにとても良かった。特に会津若松の地酒「飛露喜」は、勧められたとおりの美味だった。

会津地酒の飲み比べ

会津地酒の飲み比べ

会津若松の地酒「飛露喜」

会津若松の地酒「飛露喜」

前日と打って変わって、翌日は快晴。角部屋の客室から、穏やかに流れる只見川が見える。

朝食も、かなりボリューミーだ。この日は東山温泉の川床ランチを予約しているので、控えめにしておきたかったが、勧められるままけっこう食べてしまった。

天気が良いので、車での送迎を断って駅まで歩いた。なんだか去るのが惜しい旅館だった。

ちなみに、まだカード決済に対応していなかったので、現金でお支払い(2019年4月現在)。

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