シチリア・シラクーザとラグーザで十分に取材し、この旅行の目的の一つは達成できた。次の目的はアマルフィだ。会社のウェブサイトで、アマルフィ・アルベロベッロ・マテーラ南イタリア3都市プランを紹介していることもあり、より充実した資料が必要と思い、この旅行の目的に加えた。
シチリア~アマルフィの移動方法
シチリアへのアクセスについては、以下記事で軽く触れた。
大都市空港には駅があり、市内中心部まで鉄道やトラムでの移動ができて便利だが、シチリアの空港はパレルモ、カターニャともに駅がない。市内から空港への移動手段は、エアポートバスだけだ。
一方、この日の目的地アマルフィも、空港からのアクセスは悪い。最寄空港はナポリ、やはりこの空港にも駅はない。
移動時間が推定しやすい鉄道が利用出来ない2都市間の移動は、どうすればよいか?それを詳細に書いてみる。
シラクーザ~カターニャ空港
お世話になったMediterraneoをチェックアウトして、スーツケースを弾きながら駅前にあるバスターミナルまで徒歩で移動。空港行のバス乗り場を探し、その近くにあるチケット売り場の小さな小屋でチケットを購入。後はバスに乗るだけだ。
9時発のバスに乗り込み、空港まで1時間少々の快適なドライブで、予定通りカターニャ空港に到着した。すでにWebでチェックインを済ませているので、Drop-offカウンターで荷物を預けて出発まで一休み。
ナポリ空港~アマルフィ
ナポリ空港からアマルフィまでは、高速バスか専用車が最も効率が良い移動方法だ。以下サイトでは、ナポリ空港からアマルフィの中心、Piazza Flavio Gioiaまで約2時間の直通運転のシャトルバスを案内している。。
もう一つは専用車移動、少々コストはかかるがホテルまでダイレクトに移動が出来る点が魅力だ。筆者はこの専用車を選択した。
ナポリ空港到着ロビーでは、事前に予約していたBarbaro Car Serviceのドライバーがすでに待っていた。ここからアマルフィまで、ベンツのセダンで快適ドライブだ。
普段お客様へご案内している空港送迎サービスは、保険や万が一の補償などが含まれるため割高となる。手配する旅行会社側から見ても、ナポリ空港~アマルフィの送迎車はいつも高いと感じていた。
このBarbaro Car ServiceはWebで探した会社だが、「このような専用車サービスがあるのなら、ものの試しに利用してみよう」と直感した会社だ。この送迎サービス会社をお客様にご案内するには、まだまだ信用に足りるかどうか(保険及び補償面など)調べなくてはならないが、まずは自身が体験することが大事と思い手配したものだった。
ポンペイ遺跡わきあたりまでは、快適な車内からナポリ湾が眺められる高速を走行し、途中から高速を降りて山道に入る。山道の途中ではナポリ湾を一望できるか所でわざわざ停まってくれ、「ここは絶景の撮影ポイントだ」とアドヴァイスしてくれた。
その後、アマルフィ海岸の小さな町Maioriに出てからはアマルフィ海岸沿いをドライブ。ホテルまでは1時間少々で到着した。ドライバーへのチップ込みで120ユーロ(当時)は確かに安い。
アマルフィのホテル
アマルフィは、ソレント半島の中ほど、アマルフィ海岸の中心に位置する。背後に険しい山が迫っていて、わずかな土地にひしめくように建物が並んでいる。
いわゆる高級ホテルは、町の中心から少し外れた山の中腹の眺めの良いところにある。リーズナブルなホテルは中心に多いが、このような土地のため車が入れないところや、フロントまで階段を上らないとたどり着けないホテルが多い。
大きなスーツケースを以て狭い街中を歩き回るのは大変そうだったので、専用車を横付けできるホテルがよいと考え、La Bussola(4つ星)を予約しておいた。目の前はティレニア海、中心の広場Piazza Flavio Gioiaまで徒歩5分ほど、車はホテル前に横付けできる、文句なしのロケーションだった。
チェックインを済ませたのち通された部屋は、目の前に海が広がる2階のバルコニー付の部屋。
4つ星のわりに水回りが多少難があったが、ロケーションを考えれば上出来のホテルだ。
アマルフィのグルメ
ランチ
3時を少し過ぎていたが昼食がまだだったので、バスターミナル脇のタベルナ「Taverna Masaniello」のテラス席でピザとサラダの昼食。
テラス席の目の前は、Piazza Flavio Gioiaだ。
食後は少し街を歩き回って写真取材をした。
ディナー
アマルフィ訪問を入れたもう一つの理由は、チェターラのレストランSt.Pietroへ行くこと。ここのガールムのパスタを一度食べてみたいと思いつつ、やっとそれが叶うこととなった。
チェターラ訪問を翌日に控え、夜は観光案内所でもらった地図に出ていたレストラン「Trattoria San Giuseppe」で、この地方ならではの海の幸を満喫した。
翌日はチェターラ訪問を控え、アマルフィ1日日は終了。
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