独学でミニ盆栽づくりをはじめて1年とちょっと経つ。
最初は、松ぼっくりから種をとって撒いてみたところから始めたのだが、途中で枯れてしまった。
他に方法はないかと探ってみたところ、どうやら「山採り」という方法があるらしいので、黒松ともみじで挑戦してみた。
山採りもみじ
「山採り」は盆栽の入手方法の一つで、山に自生している自然木を掘り起こして鉢に入れ活着させること、またはその素材を指していう(Weblio辞書より)のだそうだ。
近年は自然破壊行為に値するということや、他人の所有する山から勝手に掘り起こしてとってくることが違法行為と認識されていることから、なかなか難しいらしい。
だが、30センチ以下については解釈が曖昧なようだ。
なので、すでに樹木の体をなしている物ならともかく、根本に落ちた種から自然に芽が出た、その小さな苗を少々いただくのは、そのいずれにも当たらないのではないか?
そう思って、根元を間引きするつもりで小さな苗をいただいてきた。
まずはもみじ。
とってきた日は以下画像。3本の芽を一つの小さな鉢に寄せ植えしてみた。
そして3週間経った状態が以下画像。
3本のうち一つは枯れてしまったが、残り2本はどうやら根付いたようだ。
山採り黒松1〜5号
メインは黒松。
松ぼっくりの種から実生については、今年の秋に再度挑戦するとして、根本にあちこち生えてきている元気そうな苗を、2度にわたりいただいてきた。最初は以下2本。
黒松1号と2号
これを「黒松1号」と名付けた。
根がしっかりするまで、とりあえず水栽培で様子を見て、だいぶ芽の部分が開いてきたので、3週間後にポットに植えてみた(以下画像)。
土は腐葉土と赤玉土を半々くらいずつ混ぜたもの。種から育てた時は赤玉土のみで枯れてしまったので、自然の力(腐葉土)を少し借りようとした。
次は「黒松2号」、赤玉土にすぐに植えてみた。上画像は植えたときのもの、下画像は3週間後。
松3〜5号
3週間後、再度苗を選びに行き、以下3本をいただいてきた。
これは「松3号」、黒松なのか赤松なのか、生えていた場所からは判断できない。少し育ったらわかるのだろう。
1日水栽培し(上画像)、翌日腐葉土と赤玉土半々の土に植え替えた(下画像)。
次は「松4号と5号」、最も小さな苗でまだ芽が出たばかりだ。これも翌日、腐葉土と赤玉土半々の土に植え替えた(下画像)。
2号を除いた4本が集合した様子が、冒頭の画像。
昨年来、ちょっとした時にすぐ撮れるiPhone 11Pro Maxで撮影している。以前より良い画像が撮れるはずなのだが、どこにピントが合っているのか…。
これでしっかり根付くまで、様子を見てみよう。
姫沙羅は実生で
山採りに出かけたとき、途中で幹がツルツルした赤い木を見かけた。姫沙羅というらしい。種があちこちに落ちていたので拾ってきて、撒いてみた。
新築の家のシンボルツリーとして人気が高いらしく、盆栽にする人も多いというので、これも挑戦してみよう。
どんな芽が出てくるのか、楽しみだ。
【こんなのもあるよ…】
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