木を始め、植物を盆(鉢)に植えれば、なんでも盆栽になる。
観葉植物として花屋で購入したガジュマルが、あまりに元気が良いので、剪定をしてみた。
剪定した枝も、捨てるのも気が引けるほど元気なので、
「これを挿し木にしてみたら盆栽になるかも。」
そう思い、新たな盆栽に挑戦してみることにした。
観葉植物としてのガジュマル
沖縄のような亜熱帯地方や熱帯地方では、樹高20メートルにもなる常緑高木のガジュマル。英語では、Banyan Treeという。
「気根」と呼ばれるユニークな形の根が特徴で、その形や、育てやすいことから、観葉植物としての人気は高い。
ガジュマルの名前の由来は、気根が土台となる岩や低木に「絡みつく」ことから、沖縄の言葉が転訛したとか。その沖縄では、「幸福をもたらす精霊が宿る木」として、「多幸の木」とも呼ばれる。
冬は室内で、春〜秋は日当たりのよい窓辺や外に置いておくだけで、すくすくと育つので、手入れもさほど必要ない。
唯一の手入れは、あまりに元気が良いので剪定をマメにすることくらい。特に、5〜7月はちょくちょく剪定をしないといけない。
それなら、盆栽初心者の選定の練習にもなるのでは?
ということで、買ってきて数ヶ月経った頃、さっそく剪定をしてみた。
ガジュマルの剪定
剪定は、全体の姿をどのように仕立てるか想像し、自分流にやってみる。
とにかく、長く伸びすぎた新芽を、思い切ってパツンパツンと切ってしまっても問題ない。
ボサボサに伸びすぎてしまった場合や、見るからに元気がなくなってしまった時は、「丸坊主」と言って、バッサリ気根の部分まで切り戻す方法もある。
それでも、夏の間はどんどん新しい芽が出てきては育つので、
「切り戻しすぎたかなぁ」
というくらいまで切ってもOK。
切った枝は、メネデールを入れた水に、こんな感じで浸けておいてみた。
2週間ほどつけておくと、上画像のように、竜の白髭のような根っこが出てくる。根の長さが1〜2センチ程度になったところで、鉢に植え替える。
ガジュマルの盆栽
もとの観葉植物としてのガジュマルと、挿し木をしたガジュマルが以下。
最初は2本だけだったが、その後別の1本も根が出てきたので、買ってきた鉢では足りず、急きょプラの鉢も使って3つに(冒頭画像)。
新たな盆栽となるかは、今後のお楽しみ。
コメント