2020年の春に山採りに出かけ、一緒に取ってきた自然の腐葉土から発芽した苗は、ずっと名無しの権平のままだった。
これの名前をTwitterで尋ねたところ、有難いことに「ネズミモチ」「ヒイラギ」と教えてくれる人があった。
どっちなんだか、今のところわからないが、せっかく芽が出て順調に育っているので、これも盆栽に仕立ててみようと思う。
ネズミモチの基本情報
ネズミモチはモクセイ科イボタノキ属の樹木とのことだ。
熟した実がネズミのフンに似ていることと、全体がモチノキに似ていることから、この名前がついたらしい(ウィキペディアより)。
名前の由来はともかく、繁殖力が強く、そこらじゅうに生えることから、公園や寺などでよく見かけられるようだ。取ってきた腐葉土があった場所から考えると、ヒイラギよりはネズミモチの可能性は高そうだ。
実は生薬として、滋養強壮の漢方薬にも使われるそうだ。
どうでもよさそうな、雑草の類の匂いがするが、漢方薬にも使えるとなれば、まあまあ生活の役に立つ樹木なのかもしれない。
そして、検索したところ、白い可愛らしい花が咲くようで、期待も持てる。
ヒイラギの基本情報
一方、ヒイラギはモクセイ科モクセイ属の樹木。ネズミモチと同じモクセイ科だ。
一般的にはクリスマスの飾りや、節分の際イワシの頭をさして厄除けとすることで知られている、葉がトゲトゲの樹木だ。
しかし、ヒイラギにも「マルバヒイラギ」という、棘がなく葉が丸いものもあり、トゲトゲしていないから違うとは言い切れない。
そして厄介なのは、花の形状や実がネズミモチとよく似ていることだ。
まだ木にもなっていない現時点では、ネズミモチかヒイラギかを見極めるのは難しい。
成長を画像で振り返り
発芽したときは、山採り松の苗の近くだったので、これも松では?と思った。種の様子も似ているし…。
しかし、勢いは松よりも強く、グングンと育つ。
そして、名前を尋ねる際Twitterに投稿したのが、以下画像。
もやしのような根が1本出てから、いつの間にか3株になった。
さて、これをどうやって盆栽に仕立てようか、楽しみがまた一つ増えた。
***Twitterで名前を教えていただいた皆様、有難うございます。***
【こんなのもあるよ…】
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